我想フ故ニ我在リ

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松葉杖をついた兄ちゃんが同じ駅で降りた…。
毛糸の帽子(アレは帽子なのか、でかいハチマキなのか?)をかぶって、大きなダウンジャケットを着ていて小さい尻に細くて長い足、という、今どきの若者…。

階段の前で立ち止まっていたので声をかけてみた。イヤ…手伝ってやろうとかじゃなくて、ただ、心配で「大丈夫か?降りれるか?」と言っただけだが…。

男 「あっ!(肩をすくめて手のひらをヒラヒラさせる)」

手伝いは不要ってか?フム…後ろで聞こえる足音も軽やかだ、ケンケンで降りてるナ?っつーか、速い速い! あっという間に追いつかれる。コンパスの違いってやつか? それとも私が千鳥足だからか?  …で、追い越す時に

男 「ありがとう!」

と声をかけてきた。 イヤイヤどういたしまして…。 きちんと返事ができる…というか人をいい気分にさせてくれるヤツに久しぶりに会ったような気がする。 ウム…
こちらも、挨拶しておくか…

俺 「イエイエ…(肩をすくめて手のひらをヒラヒラさせる)」
 


(2002/11/19)